医院紹介

院長ごあいさつ

院長 早川

平成15年1月の開院以来、15年以上が経ち、元号も令和となりました。 これからも初心に立ち帰り、感謝の気持ちを忘れず、患者さまに優しい、医療を実践します。 また、近隣の諸医療機関と緊密な連携をとりつつ、 微力ながら地域医療への貢献に力を尽くして参ります。 鈴鹿クリニック院長 早川 弘輝

患者さまにやさしく身近なかかりつけ医として

当院は、一人ひとりの患者さまやそのご家族に寄り添って、病気の予防から診断・治療とその後のケアまで、適切な処置を行いながら一緒に歩んでいく医療の提供を目指しています。日帰り手術も、できる限り安全に、苦痛を伴わないように心がけながら、患者さまの体や心の負担が少ない形で丁寧な手術を行っています。当院の院長は、外科を専門に選び、クリニック開業後は、内科も含め、その技術向上のために学会や研究会に積極的に参加し、最新の医療を学びながら日々研鑽を積んでいます。医療の道を志した当初からの情熱で、外科措置が必要な患者さまには適切な外科治療をご提供しながら、内科的な疾患で悩まれている患者さまに対しても地域密着型のクリニックとして総合的なケアをするという現在の診療形態へと繋がっています。さらに訪問診療や介護施設の運営など、幅広い面から地域の方々の健康的な暮らしを継続的にサポートしています。

看護師・スタッフの役割

看護師・スタッフの役割

患者さまの健康を守るために、当院では優秀な看護師とスタッフが医師の診療をしっかりと支えております。クリニック内では定期的にミーティングを行い、患者さまのニーズに沿った診療や看護について話し合って、スタッフ全員で必要な知識と情報を共有するように心がけています。医師と看護師の間はもちろん、看護師間のコミュニケーションも、良い雰囲気の中でスピーディで正確な診療を進めることにも留意しておあます。日帰り手術のコーディネーターであるDSコーディネーターの研修を受けたスタッフと供に、患者さまが安心して手術を受けられるよう体制を整えております。

経歴

1990年 三重大学医学部卒業 
 同 年 三重大学医学部付属病院 第一外科・胸部外科
1991年 市立伊勢総合病院 外科
1992年 三重大学院博士課程入学
1996年    同   課程終了
 同 年 松阪市民病院 外科
1999年 名古屋記念病院 外科
2000年 鈴鹿回生病院 外科
2013(H15)年 鈴鹿クリニック 開院

資格

専門医 日本外科学会
専門医 日本消化器病学会
指導医 日本消化器外科学会
脈管専門医 日本脈管学会
認定医 日本プライマリーケア学会
所属 日本大腸肛門病学会
  下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医・指導医
賞状

【関連論文・発表など】

乳腺原発悪性リンパ腫の1例
著者:早川弘輝 (市立伊勢総合病院), 世古口務 (市立伊勢総合病院), 中村菊洋 (市立伊勢…
資料名:三重医学   巻:37   号:1    ページ:289-292
発行年:1993年06月

胸部食道癌術後13年目に再建胃管に発生した胃癌に対する幽門側胃切除の1例
著者:早川弘輝 (松阪市民病院), 草川雅之 (松阪市民病院), 高橋宏明 (松阪市民病院), …
資料名:日本臨床外科学会雑誌   巻:59   号:12    ページ:3041-3045
発行年:1998年12月

左肝管の圧排・閉塞と黄疸を伴った単純性肝嚢胞の1切除例
Author:早川 弘輝(松阪市民病院), 久瀬 雅也, 高橋 宏明, 岡村 一則, 小坂 篤, 勝田 浩司
Source:日本臨床外科学会雑誌(1345-2843)60巻7号 Page1999(1999.07)
論文種類:会議録/症例報告

閉塞性黄疸を伴った良性非寄生虫性孤立性肝嚢胞の1例
Author:早川 弘輝(松阪市民病院), 久瀬 雅也, 高橋 宏明, 岡村 一則, 小坂 篤, 勝田 浩司
Source:日本臨床外科学会雑誌(1345-2843)61巻2号 Page432-436(2000.02)
論文種類:原著論文/症例報告
Abstract:70歳男,上腹部痛と発熱,黄疸を伴った.血液生化学的検査では,軽度黄疸(T-Bil 4.0mg/dl,D-Bil 3.1mg/dl)と胆道系酵素やCRP,CA19-9(340U/ml)の高値を認めた.CTにて,肝S4に9×8cm大の嚢胞と肝外側区域の萎縮,左肝内胆管の拡張を認めた.MRCPでは,嚢胞による左肝管圧排像と肝外側区域内胆管の拡張を認めた.ERCPでは胆管と嚢胞の交通はなく,左肝管は嚢胞の圧迫により下方へ圧排され閉塞していた.上腸間膜動脈造影の門脈相では,門脈左枝は描出されなかった.黄疸や炎症所見の軽快後,左尾状葉を含めて肝左葉切除を施行した.嚢胞内には漿液性液500ccが充満し,その内腔面は平滑であった.肝外側区域胆管内には胆泥が充満していた.組織学的検索では,嚢胞壁は一層の立方上皮を有し,悪性所見は認められなかった

胃透視後に発生したS状結腸憩室穿孔によるバリウム腹膜炎の1例
Author:早川 弘輝(松阪市民病院), 久瀬 雅也, 高橋 宏明, 岡村 一則, 小坂 篤
Source:三重医学(0385-0978)44巻2~3号 Page67-70(2000.12)
論文種類:原著論文/症例報告
Abstract:67歳女.平成9年8月1日から,軽度の便秘と腹痛を認めていた.6日に近医で胃透視を受け異常なしといわれたが,その後も症状は続き,10日朝より激しい腹痛となり来院.腹部は平坦だが全体に圧痛,筋性防御を認め,腸音は減弱していた.腹部X線写真にて両側横隔膜下に遊離ガス像を認め,骨盤腔を中心にバリウムの腹控内漏出が認められた.CTでは肝周囲に腹水,骨盤腔内の腸管周囲にバリウムを混じた液貯留を認めた.消化管穿孔と診断し開腹.バリウムを混じた混濁腹水は骨盤腔を中心に認められ,S状結腸の憩室に穿孔を認めた.穿孔部を体外へ挙上するにはS状結腸が短かったため,病巣部を一次的に縫合閉鎖したのち横行結腸で双孔式人工肛門を作成した.術後経過は良好で44日目に退院し,5ヵ月後に人工肛門を閉鎖した

胃結腸瘻から大量下血をきたした3型進行胃癌の1切除例
Author:早川 弘輝(松阪市民病院), 久瀬 雅也, 高橋 宏明, 岡村 一則, 小坂 篤, 勝田 浩司
Source:三重医学(0385-0978)44巻2~3号 Page61-65(2000.12)
論文種類:原著論文/症例報告
Abstract:症例は67歳の男性で食欲不振,下痢,微熱更に血便がみられ入院した.注腸で横行結腸から胃へ造影剤が流入し,CTでは胃大彎に不整な壁肥厚を認めた.その後,下血をきたし,胃内視鏡検査で胃大彎に広がる3型胃癌を認めた.血管造影にて中結腸動脈左枝末梢からの出血を認め塞栓術にて止血後,脾・横行結腸合併胃全摘術(D2),胆嚢摘出術を施行した.10cm大の3型胃癌と横行結腸との間に瘻孔を形成していた.術後3ヵ月目に肝転移をきたし,肝動注リザーバー化学療法を行うも術後1年2ヵ月で癌死した

門脈ガス血症と腸管嚢腫様気腫症を伴った急性上腸間膜動脈閉塞症の1切除例
Author:早川 弘輝(鈴鹿回生病院), 高橋 宏明, 冨田 隆
Source:日本臨床外科学会雑誌(1345-2843)62巻6号 Page1574(2001.06)
論文種類:会議録/症例報告

クラミジア感染による肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)が原因と考えられるイレウスの1手術例
Author:早川 弘輝(名古屋記念病院), 末永 昌宏, 飛永 純一, 武内 有城, 内村 正史, 野村 尚弘, 飯田 俊雄
Source:日本消化器外科学会雑誌(0386-9768)34巻8号 Page1331-1335(2001.08)
論文種類:原著論文/症例報告
Abstract:41歳女性.間欠的な右季肋部痛が出現し次第に増強した.腹部は膨隆および鼓腸し,腸蠕動音は亢進しており,金属音を伴っていた.腹部単純X線・CTでは,腹部全体に鏡面像を伴った小腸ガスが認られ,拡張した小腸は肝前面の横隔膜下まで及んでいた.内ヘルニアによるイレウスの診断で緊急手術を行い,開腹したが,肝表面と腹壁の間にviolin string状の索状物を伴った線維性癒着を認め,その間に小腸が入り込んでいた.術後の採血でクラミジアIgA抗体,IgG抗体はともに陽性で,クラミジア感染による肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)が原因のイレウスと考えられた

右外鼠径ヘルニア内に虫垂を認めたAmyand’s herniaの1例
著者:早川弘輝 (鈴鹿回生病院 外科), 高橋宏明 , 冨田隆 
資料名:日本臨床外科学会雑誌   巻:63   号:3    ページ:770
発行年:2002年03月25日

S状結腸憩室炎によるS状結腸膀胱瘻の1例
Author:早川 弘輝(鈴鹿回生病院), 高橋 宏明, 冨田 隆
Source:日本臨床外科学会雑誌(1345-2843)63巻4号 Page1061(2002.04)
論文種類:会議録/症例報告

Induction and involvement of endogenousu IGF-1 in pancreas regenereation in the dog
Journal of Endocrinology  1996/149/259-267

直腸動静脈奇形の1例  

早川 弘輝(松阪市民病院) 他  第250回東海外科学会  1995/10/29

Arteriovenous Malformation of Rectum:Report of a Case
Surg Today 1998/28/1182-1187

成人男性にみられた右腋窩巨大リンパ管腫の1摘出例  
第222回三重外科集談会 1905/6/18

門脈ガス血症と腸管嚢腫様気腫症を伴なった急性上腸間膜動脈閉塞症の1切除例
第239回三重外科集談会  2000/12/9   

直腸脱術後再発に人工靭帯(Leeds‐Keio補強用メッシュ)によるGant‐三輪+Thiersch法での日帰り手術が有用であった3例

第72回、開業医と勤務医の症例検討会(平成28年5月18日、鈴鹿市医師会館)  早川弘輝(鈴鹿クリニック) 

直腸脱術後再発に人工靭帯(Leeds‐Keio補強用メッシュ)によるGant‐三輪+Thiersch法での日帰り手術が有用であった3例

第12回、日本短期滞在外科手術研究会学術総会JSSSA(平成28年6月18日、四日市都ホテル) 早川弘輝(鈴鹿クリニック) 

直腸脱術後再発に人工靭帯(Leeds‐Keio補強用メッシュ)によるGant‐三輪+Thiersch法での日帰り手術が有用であった3例2016.三重医報671号p19-21 早川弘輝(鈴鹿クリニック)              

再発鼡径ヘルニアに対し、Onstep法術後、疼痛をきたし、メッシュ除去・腸骨鼡径神経切除を行った1例

第17回日本ヘルニア学会学術集会   2019年5月25日 四日市都ホテル  早川弘輝(鈴鹿クリニック)

アクセス・診療時間

アクセス

住所 〒519-0323
三重県鈴鹿市伊船町2229-8
電話番号 059-371-6800
最寄駅 ・東名阪自動車道 鈴鹿インターチェンジより東へ車で約4分
・鈴鹿ベルシティより西へ車で約10分 (F1マート伊船店と24時間セルフガソリンスタンドの信号の南東200m、田園の中のドーム状の建物)

診療時間

  日・祝
8:30-12:00
15:30-19:00

※休診日:木曜、日曜、祝日
※木曜は訪問診療を行っています

※月火水、金土曜の診療直後からは手術などを行っています

当院のあゆみ

2003年1月 リハビリ施設を充実し、休日・夜間でも可能な限り対応できる、内科・外科を統合した総合的かかりつけ医をめざし開院
2004年7月 ヘリカル(連続らせん状)CTを導入
同年9月 県下で最初に経鼻胃内視鏡を導入
2005年9月 電子カルテ(ダイナミクス)を導入
同年10月 大腸電子内視鏡を導入
2007年1月 電子ファイリングシステム(RS_Base)を導入
同年11月 レセプトオンライン請求開始(官報告示)
2008年1月 予約制導入。当日でも診療時間内電話予約可(TEL.059-371-6800)
2009年6月 デイサービス悠々、居宅介護支援事業所併設(TEL.059-371-6500)
2010年11月 院外処方へ(いふな薬局 TEL.059-371-6667)
2012年4月 グループホーム悠々併設(TEL.059-371-8100)
2015年1月 高周ラジオ波下肢静脈治療器venefit 導入

院内設備の紹介

ラジオ波(高周波)下肢静脈瘤治療機器「Venefit」

下肢静脈瘤を治療するためには、足の静脈の逆流を止める必要があります。その際にラジオ波(高周波)を使うか、レーザーを使うかという選択肢があり、いずれも保険適用されていますが、当院ではラジオ波による治療機器「Venefit」を導入して治療を行っています。ラジオ波は電子レンジと同じ原理のエネルギーで、静脈瘤をラジオ波で焼灼することによって改善を図ることができます。逆流を起こしている血管をラジオ波の熱で閉塞させる手術法は、痛みが少なく、安全性も高いことから多くの医院で取り入れられています。

ヘリカル(連続らせん状)CT

CTとは、患者さまの周囲360度からX線を当て、その結果をコンピュータ処理することで断面像を見ることのできる検査です。従来のCTは観察したい部分にその都度位置を合わせて断面ごとに撮影する必要がありましたが、ヘリカルCTはベッドが移動しながら、その周りをセンサーが回転してX線を当てていくため、観察したい範囲を一気に撮影することができ、時間を短縮できます。当院で行うCT撮影は事前の予約が不要で、検査結果もすぐにお伝えできます。

経鼻内視鏡

カメラの付いた細くて軟らかい胃内視鏡(胃カメラ)を鼻から挿入し、食道や胃、十二指腸を調べるための機器です。口から挿入する内視鏡と異なり喉の奥にある舌のつけ根に触れないため、「オエッ」となる咽頭反射が抑えられ、ほとんど吐き気を感じることなく検査を行うことができます。検査中に会話ができることにより、苦しくないか、気になることはないかなど、その場でコミュニケーションを取りながら安心して検査を受けられることも経鼻内視鏡のメリットです。

電子ファイリングシステム(RS_Base)

患者さまのレントゲン写真や心電図、超音波検査、内視鏡検査などの画像を一元的に管理し、モニターで見ることが可能なシステムです。例えば下肢静脈瘤の手術で来院された患者さまに対しては、静脈瘤の状態や腫れ具合、術中の様子などを文章だけでなく写真にして残しておき、全てを一目瞭然の状態で管理することで、医院側でも正確に患者さまの静脈瘤の状態を把握し、必要な情報を直ちに探し出すことができます。このシステムを元に、患部の状態や治療の流れなどについて患者さまにわかりやすい形でしっかりと説明し、心から納得して治療や手術を受けていただくよう努めています。

空間・施設機器

日当りがよく明るい院内は、常に清潔を心がけています。

患者さまにゆったりと過ごしていただけるよう待合室、リハビリ室ともに広い空間をご用意しました。

広い駐車場も完備しています。

外観

外観

待合室

待合室

受付

受付

診察室

診察室

駐車場

駐車場

リハビリ室

リハビリ室

リハビリ機器(ウォーターベッド)

リハビリ機器(ウォーターベッド)

リハビリ機器(低周波治療器)

リハビリ機器(低周波治療器)

検査機器

CTスキャナー、超音波診断装置など、患者さまの健康を計るうえで必要な検査機器を各種取り揃えています。
下肢静脈瘤、大腸ポリープ切除術などの日帰り手術にも対応しています。

CTスキャナー

CTスキャナー

デジタルX線検査機器

デジタルX線検査機器

デジタルX線検操作室

デジタルX線検操作室

大腸ポリープ切除用電気メス

大腸ポリープ切除用電気メス

血管内焼灼用高周波治療機器

血管内焼灼用高周波治療機器

デイサービス悠々、グループホーム悠々を開設した経緯

デイサービス悠々、グループホーム悠々を開設した経緯

往診で介護施設に伺う機会を重ねるうちに、介護している側の気持ちも理解したいという想いから、「デイサービス悠々(2009年)」「グループホーム悠々(2012年)」の開設に至りました。介護施設を利用・入所するということは、介護サービスの利用はもちろんのこと、看護や医療ケアを受けることが前提という方も少なくないため、介護と医療の連携を目指し、医療面だけで見るのではなく介護面からも見られるような試みを行っています。また、患者としてクリニックに通われている方が介護サービスを利用したり、逆に介護を利用されている方がクリニックで診療を受けたりというケースが増えており、お互いに支え合う形で、必要な方に必要に応じたケアサービスを総合的に提供しています。